NATORI烏賊 × 愛上陸 対談最終夜
「催眠学習」発売翌日です!購入していただいたプレイヤーの皆様には
感謝です!愛上陸ズもプレイしてみましたが、音楽と声優さんがつくと、また
制作していたものが命宿った感じしますね~!
イベントCG、あと100枚くらい見たくなりました。(※自分たちの首を絞める発言)
「もっと可愛く描いてあげたい」「もっとエロく表現したい」という
クリエイターの欲目も出て来てますね。絵師としても今回の
ゲーム原画参加は大変勉強になりました。ありがたやありがたや。
それでは、一昨日から連作中の、シナリオライターNATORI烏賊さんとの
対談、第三夜にして、最終夜です。
どうぞ!!↓
『催眠学習』発売日直後、非公式フリートーク!
烏賊:
それでは、ここからはフリートークということで、
なんでもお好きな事を話していただければ!
越前:
かしこまりました! それでは、えーとですね……。
我々の作品で「こういうプレイやこういう展開があるといいと
思うんだけど」みたいなご意見、アドバイス的なものありますか?
「こういうヒロイン出して欲しい」みたいのでも良いです。
烏賊:
ええーっ!? アドバイスとか恐れ多いことは出来ませんが……。
いちファンとしては「催眠性指導」で出てきた陸上部の褐色娘、
藤間渚ちゃんを、もっと見てみたいですね。
プレイで見たいのは(学園を支配しているということもありますし)
部活ごとのシチュとか、行事が絡んだ大がかりなものでしょうか。
waon:
ありがとうございます!
藤間渚に関しては、「もっと見たい」という意見を、何名の方から
いただいておりますね。
褐色運動部、やはり良いということなのか……。
僕個人としては、体育教師の御影先生とか、描きたい女の子は
多いので、どこかで再登場はさせたいかなとは思ってます。
部活ごとのシチュや行事もやりたいですね。
越前:
行事、部活シチュやりたいですねー。ゲームでは鉄板ですし。
やりたいシチュはかなり多いです。手が追い付きませんが……。
僕らの描いてる漫画は「催眠術2」と「裏催眠術2」に
かなり影響されておりまして、
「イジラレ」の核の部分は「裏催眠術」ですか。
主人公の行動を怪しんでる新聞部の女の子が
「あいつは怪しいわ」って言って主人公を探るんですよね。
「絶対何か隠してる」って。
実はもう、主人公の暗示にかかっていて、『射精させれば白状する』と
思っていたり、『尻の奥に何か隠してる!』って舌を使って探したり。
エッチなことを自主的にしてるんだけど、本人は大真面目。
主人公は「僕は何もしてないよ」「勘弁してよ」みたいな事を
言って完全に受け身だけど、その子は積極的に追い詰めようとする。
あれは衝撃的でした。
本人たちの心の懊悩みたいなものが分かりやすいですし、
解いた後の間抜けさ、興奮度もひとしおです。
常識変換を「受け」の催眠に消化したのはNATORI烏賊さんが
開祖ですよね? 行動パターンを読んで罠を用意して、あとは
ピタゴラスイッチを待つのみと。
烏賊:
開祖かどうかは分からないですけれど(汗)
催眠のアイデアは色々な方が出されていると思いますし、私も、
この世のあらゆる作品を把握しているわけではありませんので……。
被らないようにするため&拝借してないよと言い訳するために、
あえて把握しないようにしていたりすることもあります。
ざくそんさんおくとぱすさんに飲み会とかで新作をいただいた時、
すいません、プレイは出来ないですが……と謝っていたり。
越前:
えっ!? プレイされてないんですか? 意外というか、
徹底されてますね……!
烏賊:
いや、それも中途半端ですよ。漫画などは読みますし。
ただ同業他社様の催眠モノゲームはプレイしてしまうと、
影響されないよう逆にバイアスがかかったりしてしまうことも
ありますので……自分の中の勝手な決め事です。
waon:
罠にかけるような催眠術を初めて見たのは、NATORI烏賊先生
だったような気がしますね。「こんな方法があるのか!天才か!」
と僕も思ってた記憶があります。
僕の意見としては、主人公の村越が絶妙な気持ち悪さで、
女の子が「怪しい」と感じたり警戒するのが、とても自然に
納得できるというのがありまして。
だからこその「受け」の催眠だなと思いました。
僕たちの作品がキモオタが多いのも、その辺り参考にさせて
もらってる気がしますね。
越前:
そうですね。
「催眠学園3年生」でも綾香が「怪しい奴め」「懲らしめてやる」って
感じで主人公にエッチな攻めをしていて、キタキタ!となってましたね。
多分「イジラレ」の田崎クンも烏賊さんのエロゲをプレイしていたので、
あの状況で「いじめ=セックス」の暗示を思いついたのだと思います。
読者の皆さんにも「あの状況でこれがすぐ思いつくコイツ凄いな」
とか言われてました。
烏賊:
田崎クン、色々なエロゲをプレイしてそうですね!
さらにハード系のエロゲだったら、大変なことに……!?
(でも、三人並べて排泄させるとか見てみたかったかも)
越前:
『本人たちは攻めてるつもりでも、実は……』というシチュ、
大変エロいと思うのですが、意外にこのシチュを描いてる作家さん
って、あまり居ませんよね……? 自分が知らないだけでしょうか。
「増えろ~」と思ってるのですが。
烏賊:
そういえば、あまり見ないシチュかもしれませんね。
(この作品であるよ、というのがありましたら教えて下さい!)
私は大好きなので、けっこう多用していますね。
だいたい尻穴舐めとセットになっていたり(今作もあります!)
普通なら絶対にヒロインがしたくないであろうことを、
自ら意気込んでしてくる、というのがエロいなと思ってます。
waon:
分かります!何度お世話になったことか(笑)
今作「催眠学習」でも月乃が主人公を問いただすシーンで
ありましたね。ドS向けドМみたいな変わったシチュですよねこれ。
今後増えていって欲しいなあ。
越前:
「催眠性指導」は「裏催眠術2」で、なっちゃんが受けていた、
新婚さんの練習でしたっけ? あのシチュエーションに影響を
受けていると思います。
なっちゃん家の両親公認で、彼女の家で旦那として過ごすんですよね。
両親はにこにこですが、なっちゃんは内心、結構嫌々で。子作りも
「本当にするの!?」って感じで。嫌だけど、しなきゃいけない
ものだから……という受け入れ方をするのがとても良くて。
「うわー、こりゃエロいわ」とプレイしてた記憶が。
烏賊:
嫌なのに無理矢理イチャイチャさせられるシチュも好きですね!
絵的にも、ヒロインの顔がひきつっているとかだとエロいです。
男側は、疑似的にラブラブできる楽しさもありますし。
家庭内でのシーンに関連してですが、「催眠性指導」の宮島家で、
すごい! と感じたのは、父親と祖父のやり取りのところです。
異を唱えたい父親が、義父の一言で黙らせられる。
普通(?)なら、催眠で家族全員がニコニコ賛成しているか、
父親だけ身体の自由を奪われていて、というパターンが多いと
思うのですが……あの短いやり取りだけで、父親の心情と立場、
反対できない理由が分かるという素晴らしい場面でした。
waon:
あれは越前さんのアイディアで、反対したい父親を妻と、
爺さんにたしなめられる。
全員寝取り側の田中につくと面白いのではないかと。
エロ漫画的には父親やお爺さん出てくるのは余計だと
思われそうな感もあるのですが、ありがとうございます。
OVAではカットされてしまいましたが。
烏賊:
周囲の人物はいたほうが、盛り上がるかと思います!
生活感というか、家庭のリアル感も増しますし。
越前:
単純に僕が爺さん描くのが楽しくてやってた感はあるかも
しれませんね(笑)
今連載してる「ふぁみこん」も、NATORI烏賊さんの、
『お母さんに筆おろししてもらう系催眠』が僕が本当に好きで
描いてるところあります。
我々、色々なエロゲの影響を受けていてはいるのですが、
「初めてあのシチュエーションを味わった時の感動」みたいのを
読者になんとか伝えられないかな、なんとか漫画で再現できないかな、
と模索しつつ漫画制作しております。
NATORI烏賊さんの作品がなければ、我々今エロ漫画家として
デビューもしてないのではないかと。
足向けて寝れません。ありがとうございます。
烏賊:
えええ……私としてはフリートークで、原画作業に関する要望とか
こんなところを苦労させられたとか、ぶっちゃけていただこうかと
思っていたのですが。
すごく恥ずかしいですが、褒めてもらうのは素直に嬉しいので、
これからもエロいものを作るように精進してまいります。
waon:
原画は初めてなところが多くて、むしろこちらがご迷惑かけたような(汗)
NATORI烏賊先生には80歳くらいまで催眠エロゲ作り続けて欲しいですね!
烏賊:
が、頑張ります。その歳までいけるかは分かりませんが、
お二人のエロエロ作品で、リビドーを保てるのではないかと。
これからのご活躍も、楽しみにしております!
越前:
恐縮です…!そう言っていただけると漫画制作
頑張りたくなりますね。(最近サボり気味)
こちらこそNATORI烏賊さんの今後の作品づくりも楽しみにしております。
この度はゲーム制作、対談と、ありがとうございました~!
waon:
ありがとうございました!!
『催眠学習 -Secret Desire-』 本日発売!!
「催眠学習」本日発売しました~。
宜しくおねがいしまーす。
本日、waon君と共に秋葉原に出向いてこっそりゲームショップを覗いてきました。
「本当に置いてる~」とwaon君と感慨深く想いつつ、エロゲを購入しながら、
「催眠学習」を購入して下さるお客さんを観察するという。
今日は、昨日に引き続き、NATORI烏賊さんとの対談企画!
「その2」をお送りします!
どうぞ!! ↓ ↓
『催眠学習』本日発売!非公式質問コーナー!その2
Q6.
催眠エロシチュ、プレイなどのアイディアの出し方は
どうやっていますか?
(思考する場所や気分転換方法などありましたら)
越前:
ウチの作品の場合は、基本的にwaon君が好きそうなラインに
僕が思考合わせて、彼が「いいね」を押すシチュエーションなどを
提示する、ところがスタートです。
雑談から始まる事もありますね。
高慢そうなヒロインをどう堕とせば一番スカッとするのかを
参謀的な立場で具申する感じです。
waon君は「手ぬるい!!」と怒ったりする係です。
深夜のファミレスでネタ出し、アイデアまとめをする事が
多かったんですが、昨今のコロナ禍の影響で、ここ一年、
深夜営業してなくて、どうにもこうにも進みが悪いです。
waon:
いつもお世話になってます。
越前さんが僕な好きなラインを出してくれるのが上手くて、
「あ、そこそこ!」と僕自身が気が付いてない好みの
シチュエーションを出してくれますね。
イジラレの時なんかは丁度「性格の悪い女の子に催眠術かけて
『ざまぁ!』する話、いけるんじゃないかな?」と考えてる時に
越前さんから連絡来て、ヤッタぜ、となっていた記憶があります。
僕が発想する時は「こういうシチュエーションで抜きたいな」と
考えていたものをまとめるのが多いですね。
キャラデザまで進めた上で越前さんと相談して、
『この方向の話にしよう』と決めます。
自分一人だと、どうも客観性が低いものができてしまって、抜き
ポイントがハッキリしないものになることが多くなりますので、
本当に越前さんに助けてもらってますね。感謝してます。
烏賊:
お二人の雑談から、というのはすごく羨ましいですね。
私は基本一人で、ご時世もあって、わりと引き籠り状態ですので。
私はネタを思いつく場所は様々ですが、シナリオに落とし込んで
いくときは横になっているときが(就寝中)多いですね。
頭の中で、主人公とヒロイン、またはヒロイン同士に会話をさせて
物語を展開するのですが、それを何周も繰り返します。
「このヒロインはこういうことを言うだろうか?」とか、
会話がしっくりこないとか、プレイしているユーザーさんが
分かりやすいかどうか、逆に説明口調すぎないか、等々。
主人公やヒロインに芝居の練習をしてもらうような感じでしょうか。
「うーん、なんか違う。最初からやり直しで!」とリテイクして、
多いときは、1シーンで百回くらいは繰り返します。
そのときに、こんな展開にしたら良いのでは? とアイデアが
思いつくときもあります。
「これでいこう!」と決まったら、忘れないようにすぐ起きて、
つけっぱなしのPCに向かって書いていきます。
(そのせいで睡眠に関しては、ものすごく不健康です……)
Q7.
催眠をかけるヒロイン達はどのような発想で考えていますか?
越前:
我々の場合はヒロインとシチュエーションがワンセットですので、
ヒロイン考えたら展開がくっついてくる。もしくはその逆でしょうか。
「お前にもっともふさわしい処刑方法は決まった!」という感じで
催眠シチュを出してる気がします。感覚的には少年漫画ですね。
前に出したキャラはこうだったから、じゃあ次はこうかな?
とタイプかぶらないよう、変えようという意識はしてますね。
waon:
他には過去の催眠エロゲーで良かったものを参考にしてると思います。
催眠エロゲーで培った抜きポイントが漫画として表現できれば
とても良いものになると思いますので。
NATORI烏賊先生の作品なんか滅茶苦茶参考にさせてもらっています。
烏賊:
またまた気恥ずかしい……そう言ってもらえると励みになります!
ゲームの場合は、学園モノなどの背景設定があって、
そこから、どういうヒロインがいるだろう、と想像しまして、
全体のバランスなどを考えながら配分することが多いですね。
その際に(愛上陸先生たちと同じく)このヒロインには、
こんなことをさせよう、と大まかに決めています。
原画家さんに描いて欲しいヒロインのイメージから、
キャラクターを決めることも時々あります。
吉野恵子さんに、金髪碧眼ヒロインを描いて欲しい、という
ところから「WIZARD LINKS」の母娘が決まったとかも。
越前:
あ、そういうパターンもあるんですね。確かに吉野恵子さんの
金髪碧眼キャラは新鮮でした。
「WIZARD LINKS」はママキャラ2人も良かったですね。
Q8.
好きなんだけど、手間がかかったり、技術的に難しいな、
と思うようなシチュってありますか?
越前:
例えば、我々の場合「催眠性指導」で、そのうち数人の女子に
同時に指導を行うハーレムプレイ、『合同合宿』的なお話を
やることになると思うのですが、既に「大変そうだ」と
心が折れかけております。
複数プレイ、やりたいんですけど、作画コストが爆上がりしますので、
赤月みゅうと先生の作品みたいにはいかないですね。
『教壇の前でエッチな事をして、クラスメイト達が見てる』なんて
シチュエーションもいいのですが、作画難易度がハイパーすぎます。
商業連載もネームで困った際、エンディングなどは
「どっちに舵を切るか」で結構悩みます。
「イジラレ」の時は破滅させるエンドにするかハッピーにするか等で
大分モメたような?(我々、決断力ないので……)
ゲームはセーブ&ロードできるので、色々なエンディングを
見せられて羨ましいですね。
waon:
越前さんと同じですね。
特にハーレムなんかは、キャラも考えないといけないし、その人数が
入る場所、立ち位置の設定も決める必要があるので大変そうです。
乱交だとヒロインによっては読者さんも嬉しくない時もあるでしょうし、
色々と気を使わないといけないというのもありますね。
烏賊:
ハーレムプレイは確かに大変ですよね。
私もゲーム終盤で、複数人プレイをやることが多いのですが、
原画の方には、毎回申し訳なく思っております……。
いつもそうなのですが、特に「催眠学園1年生」では、多人数の
プレイばかりになってしまいました。
大崎シンヤ先生、ごめんなさい!
ゲームは分岐できるのが強みではありますね。
ただ、話に矛盾が生じないようにしないといけないですけれど。
ゲームの構成は、いつも悩みます。
色んな展開を楽しめるように、選択肢を増やして横に広げると、
ワンプレイが短くなって、すぐ終わってしまいますし、
逆に縦に長くすると、一本道っぽい感じになってしまうのと、
繰り返しプレイのときに、ユーザーさんが同じ話を何度も見る
ことになりますし……。
技術的に、という点では、アニメーションでしょうか。
omega-starさんの美少女万華鏡のHシーンに憧れていますが、
ハードルがとても高いです。
waon:
「催眠学園」は3年生、2年生、1年生と、進むごとにキャラが
増えていきましたからね……。
ユーザー側だと「学園祭とか体育祭的なイベントもっと!」って、
よくなるんですけど。
越前:
NATORI烏賊先生作品といえば、モブ女子達が一人づつ処女喪失
していくイベントも恒例ですよね。今作でも少しありますが。
キャラデザの数だけでも結構膨大な事になりそう。
烏賊:
そうなんですよね。催眠学園シリーズでは、モブ娘やら母親やら、
めちゃくちゃいっぱいデザインしてもらいまして……。
大崎シンヤ先生、ごめんなさい!
Q9.
催眠ものをつくっていて「難しいな」と思う時ってありますか?
越前:
我々の場合は、『催眠術を手に入れる』『初めて使う』の描写が
かなり苦戦してます。「催眠銃がゴミ箱に落ちていた」とかできれば、
スッと始められそうな感じはあるんですが、漫画でそれをやると
何だかファンタジー、エロコメディっぽくなってしまいそうな感覚が
ありまして。
「催眠性指導」では冒頭で全校生徒に催眠術をかけてるところから
始めるという力技で開始しましたが。
「擬態催眠」では宇宙人と合体するって離れ業をして
いらっしゃいましたね。アレでエロくできるのは凄いです。
僕は、はるかとなっちゃんが好きでした。
烏賊:
なるほど、確かに出だしは難しそうですね。
ゲームだと、ある程度はプロローグに尺を割けますが、
書くのに一番、手間と時間がかかってしまいます。
ギリギリ読んでもらえるくらいの長さ、設定の分かりやすさ、
あと、なるべく読んでて面白いと思ってもらえるものになるようにと。
プロローグ部分は、大抵、最後まで書き直し続けています。
難しいと思うのは、ユーザーさんの嗜好に合わせる点でしょうか。
送っていただくアンケートでも、相反する内容が多く、
(~は不要だ、~がもっと欲しい、というような)
すべてを満たすのは難しいので、出来る範囲でバランスを
とれるように苦心しています。
「擬態催眠」のアレは、色々物議をかもしました……(笑)
擬態する、カモフラージュする能力を持っているのは宇宙人かな、
というところから、考えていった内容でした。
いささか荒唐無稽すぎただろうかと反省していますが、書いていて
楽しかったので! あと私も、なっちゃんがイチオシです!
waon:
「擬態催眠」いいですよね! 僕もなっちゃんと、あと玲奈先生が
いいですね。確かにあれの導入は衝撃的でした(笑)
僕は「催眠術でヒロインにどのような変化を与えたのか」
というのを伝える部分が難しいなと感じますね。
越前さんが上手くやってくれているのですが、どうしても
ネタばらしがセックスの最中になるので、邪魔にならないように
入れるのに悩みますね。
抜いてる最中にあまり難しいことを言ってしまうと台無しですし、
かといって説明がないと、読者が置いてけぼりになってしまうので。
上手いバランスで、気持ち良く抜けるようにしたいと毎回思っています。
越前:
とはいえ、我々の場合は主人公台詞多くなりがちで、
OVAになると「主人公がうるせえ」とよく言われてます。
まあ…そうだよね。うん。
Q10.
もしも「催眠学習2」を制作するとしたら、どんなヒロイン、
どんなシチュがやりたいですか?
越前:
自分はギャル、ヤンキー、長身女子、陰キャ女子、百合カップル
あたりが見てみたいです。
あの学校はギャルやヤンキーはいるんでしょうか……?
あと藤井ちゃんのお母さんや妹、お姉ちゃんがいればつまみぐいで
悪戯したいですね。
我々の性癖全開にすると、ヒロインが、全員性格の悪いギャルで、
彼女らに催眠かけるエロゲになるので、まったく別物になって
しまいますな……。
清楚そうな主人公を守ってくれる女の子が一番性格悪くて、
実はイジメの黒幕のやつ。
イジメ女子達の目の前で、一緒にイジメられてる女の子と
セックスさせられるシチュとかいいですね。
そこで「言われた通り、この子とセックスする」「断固断る」の
選択肢で悩みたいけど、waon君どうすか。
waon:
やりたいですねぇ~。
僕もギャルとか あと体育教師、クラスの明るい女の子なんかが
見たいですね。普段の反応と、催眠術でどう認識を変えてエロい事を
するのかが楽しめそうなので。
例えば授業中「主人公が勃起したら当番の女の子が抜いてくれる」
というので、ギャルの女の子はめんどくさそうに始めて、
感度高められてみんなの前で喘ぎ声出してしまうのとか。
明るい女の子が友達の距離感で
「そういえば赤野君とあんまり話したことなかったよねー」
みたいな所から楽しく話してるんだけど、下半身ではパンパン
セックスしてたりみたいなのがいいなあ、と。
あとは涼香さんにもっと下品なエロい事させるのみたいですね!
描くの大変そうですけど(笑)
烏賊:
今回は、気の強い系ヒロインが多かったので、
サブキャラの大竹さん深田さんみたいに、明るかったり
おとなしいお嬢様といったヒロインも見てみたいですね。
お話的には、if展開にするのか、学園支配後のお祭り的なものに
するのか……どちらも楽しそうですが。
<この後はフリートーク!>
『催眠学習 -Secret Desire-』 明日発売!!
明日、3月26日(金)に愛上陸ズが初原画担当しました『催眠学習 -Secret Desire-』
が「だーくワン!」さんから発売です!
モンハンと一緒に是非、お近くのエロゲショップでご購入いただければと思います。
FANZAさんでダウンロード版も販売予定ですよ!
■あらすじ
主人公である赤野聡一は、勉強の出来ない落ちこぼれ学生でした。
彼は学校一の才媛である生徒会長の姫宮月乃に、
テストの結果に関して対峙することになり、皆の前で平手打ちをされてしまいます。
成績を上げて見返してやろうと、いったんは発奮するのですが、
もともと怠惰な性格で、勉強は長続きしませんでした。
そして楽して成績が上がる方法はないかと考えて、
ネットの通販サイトで見つけた『睡眠学習機』を購入します。
半信半疑のままそれを使用してみたところ、
予想以上に強力な睡眠効果と学習効果があって驚くのでした。
そして本来の目的も忘れて、その機械を悪用してエロいことをしてやろうと計画します。
高嶺の花である、姫宮月乃をターゲットにして……。
小説版で以前発売した「催眠学習」を元に再構成。
僕らのような、澄ました顔したプライド高めのヒロインに催眠かけて
堕としてやりたいプレイヤー向けのエロゲですね。
買ってくれ~~~…(念波)
我々、いつもエロゲはプレイしてる側でしたので、
明日ゲーム発売というのも、現実感がないです。
自分達の描いた絵でセーブとロードができるとは
素敵じゃないの…。ねえwaon君。
こういう時、どういう顔をすればよくわからない…。
(あ、シンエヴァ見ました。)
■
「催眠学習発売直前企画」ということで、なんと。
「催眠術」シリーズでもおなじみ、
シナリオライターのNATORI烏賊さんと対談させていただきました。
これは恐れ多い…!
催眠作家による催眠トークです。
今日明日明後日と3回に渡って掲載予定でございます。
催眠作品を作る上での話、催眠学習制作秘話と、愛上陸ズの性癖暴露がモリモリです。
読んでいただけると嬉しいですー。
どうぞ!!↓↓
『催眠学習』発売日直前、非公式質問コーナー!その1
NATORI烏賊(以下、烏賊):
お疲れ様です! 数ヶ月にわたる『催眠学習』の原画作業、
ありがとうございました。
愛上陸waon(以下、waon):
お疲れさまでした!!こちらこそありがとうございました。
ゲーム原画、大変勉強になりました~。
愛上陸越前(以下、越前):
お疲れさまでした。初原画ということで右も左も分からない
我々への指示は大変だったかと思います。
諸々お手数おかけしました。
烏賊:
いえ、こちらこそ指定など至らないところが多く、ご迷惑を
おかけしてしまったかと思います。
今回は発売直前ということで、先生たちのサイトをお借りして、
ゲーム開発や、その他諸々に関しての質問コーナーを設けて、
盛り上げられればと、勝手に企画させて頂いたしだいです。
いくつかの質問に、三人が答える形式で進めさせてもらいます!
(※質問内容は、皆に考えてもらいました)
Q1.
ゲームの開発(原画)作業で苦労したことなどや、
逆に楽しかったことなどありましたら。
waon:
大変だったことは、差分を分けて作成する事ですね。
普段は一枚の絵を描いたら終わりですので、差分ごとにどこまで
線を描いたらいいのかという点は常に考えていました。
色彩の方たちに塗り分けしやすく出来てたらいいんですが(汗)
楽しかった点は、やはり憧れのNATORI烏賊先生と仕事をさせて
もらえたことですね。
今までプレイする側だったゲームが、作る側に立って
原画を描くことに感慨深くありました。
やはりゲームのCGである以上描く枚数が多いので、
「原画の方達は凄いな……」とめちゃくちゃ感じました。
越前:
ゲームが作られていく過程を味わえたのは貴重な経験でした。
waon君の言うように、差分作業は漫画よりアニメ的な感覚が
必要な感じあって大変でしたね。
前後の流れを踏まえると言いますか。
横長画面に収める構図というのも、漫画ではあまりない特殊さで、
「うわー、原画家さん皆どう考えてんだろ」とはなりました。
あと、乳首を手癖で大きく描いてしまう現象がよく起きていた
気がします。大きいと指摘する度に、
「既にかなり小さく描いてるつもりだった」
と愕然としてるwaon君を何回か観測しました。
我々の描く乳首は大きめである。と言う事が発覚した次第です。
烏賊:
久しぶりのゲーム開発ということで、カンを取り戻すのに、
少しばかり時間がかかった気がします。
あとは、元々は小説だったので、三人称で書いている部分を
一人称にする必要があったことくらいでしょうか。
三人称というのは便利で、キャラクターが知り得ないことでも
記述できてしまうので、そのあたりの調整が必要でしたね。
やはり積み上げていったものがカタチになっていくゲーム開発は
楽しく、充実した日々を過ごせました。
もっと色々なゲームを作れるように、今後も頑張ります!
Q2.
今回のヒロインの中で一番の推しは誰ですか?
(理由もありましたら)
waon:
姫宮涼香ですかね。
僕は気の強い女の人を手玉に取るのが好きなんで、
催眠とも、とても相性が良くて好きですね。
エロ下着も「セクシー」ではなく「可愛い」方向で、
「この偉そうな女にこんなことさせてるんだ」という部分に
愉悦を感じてましたね。
烏賊:
私は藤井なつきです。高嶺の花を落とすのも好きですが、
クラスメイトという、より近しい存在をモノにするというのが
好きなのです……。
口やかましい真面目ちゃんというのも好きポイントですね。
越前:
僕も藤井ちゃんです。ぷんぷん系女子はあまり描いたことが
なかったので新鮮で、一生懸命なところが可愛いのじゃないかと。
催眠かけられて真面目に間抜けな事をしている姿に「ププッ」と
思わず笑いこらえてしまうような、滑稽さがなんか映えます。
最初はもっと貧乳のつもりでデザインしていた気がしますが、
waon君に知らないうちに盛られてました。
何気にサブキャラで登場する深田ちゃんと大竹ちゃんも好きです。
Q3.
催眠モノに目覚めた(あるいは催眠モノを初めた)きっかけなど。
また、この催眠モノが好き、という作品がありましたら。
waon:
NATORI烏賊先生の「催眠学園」と「催眠術2」ですね。
当時催眠モノというのを全く知らなかった時に、雑誌で見かけて
「これはとんでもないモノがあるぞ」と(笑)
凌辱ゲーとか調教モノというのは認識してたんですが、
こういう方向のゲームって、女の子が怯えていたり、
睨みつけてくる方向にいってしまう。
そんな中で、普通の女の子が笑顔のままエロいことをさせられて
しまうというのに衝撃を受けました。
あと、主人公が悪い奴というのも目から鱗でしたね。
なんというか「こんな男ならとんでもないエロい悪いことを
してくれるに違いない!」
と、気が付いたら期待してしまっていました(笑)
また、ここでNTRの良さにも目覚めました。
こういうのも全部ひっくるめて、僕たちの作品作りに取り入れ
られている気がします。のちのシリーズも全部好きなんですが、
やはり思い入れが強いですね。
越前:
エロゲだと僕もNATORI烏賊さんの作品ですね~。
僕は「催眠術2」から入りました。
あ、こんな世界のエロもあったのか、と驚いた記憶があります。
常識変換系は革新的でしたね。
waon君が洗脳系とか好きで、「監獄戦艦」とか「操心術」など、
色々教えてもらって知りました。
同人誌だと、「絵援隊」の酒呑童子先生、「せみもぐら」の
由家先生の作品に結構影響受けてるのではないでしょうか。
さらに根源に行くと、藤子不二雄作品や、魔法少女もの、
少年漫画などでヒロインが目の光消えて、敵に操られてる
みたいな何かにたどり着きそうな気がします。
高橋留美子先生の作品でも、「強制的に好きになってしまう」
ような変なアイテムなんかが出てきたりして、ムラムラしてた気が。
烏賊:
嬉しいと同時に、なんだか気恥ずかしいですね(汗)
私が催眠モノというものを認識したきっかけになったのは、
パタリロの「魔の7サイクル光線」という話です。
とても短い説明なのに、分かりやすく納得もできるのが印象的でした。
愛上陸先生たちの作品のなかでは、特に『夕顔』が好きです。
本人も知らぬ間に~、というシチュが大好物ですね!
酒呑童子先生と由家先生の作品は、私も大好きです。
武田弘光先生の洗脳モノや、も~も~ぼっくすさんの救いが無い
寝取られ系催眠も素晴らしいですね。
Q4.
催眠モノ以外で好きなシチュエーションはありますか?
waon:
ダークな方向が好きなもので、凌辱系で強気な女の子の鼻っ柱を
折るやつですかね。他にも色々好きではあるんですが、
どうも「女の子と勝負をする」という部分が僕は好きなようで。
男の出した「エロい条件」に最初は「負けないっ」となってる
女の子が、最後にはチンコに負けちゃうシチュエーションが
良いんですよ。
漫画だと武田弘光先生の「いまりあ」とか、沙悟浄先生の
「コト輪」みたいな方向でも作ってみたいなぁ。
越前:
僕は浮気系描いてみたいですね。エロゲでもヒロインルートに
入ってる最中に、ヒロインの母親や姉に行きそうな選択肢あると
連打したくなります。
「スクールデイズ」の言葉と付き合ってるけど練習という名目で
世界と浮気するのとかエロくて好きでしたので。
背徳的な選択肢、選んではいけないけど選びたいドキドキ、
みたいなのをやりたいところです。
異世界転生系みたいので一作品やりたいのがあるんですが
中々手が伸びません。
ロリ系もやってみたいけど、waon君がおっぱい星人なので、
多分許可出ないかなー。
烏賊:
私は寝取られモノですかね。昔はわりと出していたのですが、
ユーザーの皆さんに満足してもらうという意味で、かなり難しい
ジャンルでしたので……悩んで煮詰まってしまった感じです。
(催眠の絡まない)寝取られモノのネタは色々あるので、
また機会があれば作ってみたいと思っています。
ロリ系は、ぜひやって欲しいですね!
Q5.
作品を作るうえで、いつも念頭に置いていることはなんでしょう?
waon:
「どうなったら気持ちいいか」でしょうか。
そもそも主人公が悪い奴が多いので、普通に描いてしまうと
胸糞悪い話という印象を持ちやすい。
なので「女の子にこんなことしちゃってる!」という興奮を
共感してもらえるものになってるか、その点はすごく気にしてますね。
とはいえ、越前さんが凄いので、いつも「めっちゃいいですね!」
という感じになってしまうんですけどね。
凄い感謝してます。
越前:
読者の心にひっかけると言いますか、
置いてくるような感覚は持つようにしてるのですが、
説明が難しいですね。
催眠の場合は主人公が恵まれたイケメンでは共感できない。
感情移入ができないのでダメ、みたいのは鉄則としてありますね。
リアリティと言いますか、キャラクターが納得する理由で
動いてるようにはしたいと思います。
例えば「催眠術使ったら女の子がビッチになる」みたいのは
情緒がないですよね。
神の視点では確かに「ビッチになる」のイメージは持てますが、
JKの清楚な女の子達は「ビッチ」はどういうものか知らないはず
ですので、「ビッチになれ」ではエラーが出ると思うんです。
処女の清楚な女の子がいきなり「チ×ポ」と言い出すと、
「この子はどういう暗示で、なんでこの発言ができたんだ、
知ってたのか」と気になったりします。
好きだった女子に催眠術をかけられたとしたら、雑な暗示はかけない。
童貞ならなおさらです。最高のエッチがしたいはずなんです。
せっかく手に入れた催眠術。そんな状況でこのキャラクターは
「どうすれば一番楽しめるのか?」を一生懸命考えているはずですので、
なるべくそこに寄り添うようにはしたいですね。
烏賊:
私は、ビフォーアフターの「ギャップ」でしょうか。
(色々なところで「ギャップ」ばかり言ってる気もしますが……)
今回の作品でいうと、クールな生徒会長や厳格な理事長が
(それと意識せず)めちゃくちゃ下品なことを言ったり、
ツンツンなクラスメイトが落ちたり、不愛想な先生が~とか。
清楚な女の子たちは「ビッチが」どういうものか知らないはず~
という点は、すごく共感できますね……。
私もそういうのを気にしてしまう人なので「催眠学園3年生」では、
保健の先生に「痴女」について教え込むシーンを入れたりしました。
ゲームだと(ルートなどもあるので)話の整合性に関しては、
特に注意しています。
<その2に続きます!>
イジラレ展
OVA発売記念ということで、スペースカイマンで「イジラレ展」を開催して
いただく運びとなりました。やんややんや。
恵まれた性悪女たちですね。ありがとうございます。
会場限定のグッズもありますので、是非足をお運びください。
いずみ、紗英、美菜子の抱き枕もあるよ。
3000円購入で、会場限定小冊子ついてくるそうです。
イジラレ関連の描いたの全部編集さんに渡したので、
そこからどういうチョイスがなされているのかは僕らもまだ
知らないという。
3月27日(土)〜2021年4月11日(日)12時〜20時 最終入場19時45分
人数が多い場合は入場規制もあるそうですので、
詳しくはサイトをご覧くださいね。
色紙オークションというのもやるそうです。以前のワニイベントでも
やっていたそうで、今回も描き下ろしました。
いずみ1
美菜子1
紗英
美菜子2
いずみ2
筆が追い付きませんで、紗英だけ一枚ですみません。
去年描いた1枚と併せて、恐らくトータルで6枚でしょうか。
頼まれたのは一枚だったのですが、予備用の色紙もありましたので、
なるべく多くの人に渡りますようにと若干増やしました。
多分イジラレ関連の色紙はこれで最後?なのかな?
欲しい方がいらっしゃいましたら是非会場へ足をお運びくださいませ。
オークション…どんな形式でやる感じなんでしょうね。
(ハンターハンターのヨークシンシティでのオークション知識しかない。)